35度以上でのハンディファンは危険
暑さ対策のグッズとして、手で持って送風できるハンディファンがよく使われています。しかし、ハンディファンだけを気温35℃以上のときに使うと逆に危険です。
私たちは暑さを感じると汗をかいて、汗が蒸発するときの気化熱で体温を下げようとします。しかしハンディファンだけだと、体の表面の温度は下がっても体内の温度を下げる効果が大きくなく、体温調整を十分にできません。気温が35℃以上では送風される空気そのものが熱いため、温風をあて続けると熱中症の危険度が高まるのです。
ハンディファンは、首元にぬれたタオルやハンカチを巻いて使うと効果的です。携帯用のスプレーボトルに水を入れておいて、首や顔に水をかけてから使うのもおすすめです。
ほかに暑さ対策のグッズとして、首につけるアイスリングや、体温を下げるシャーベット状の飲み物のアイススラリーも。冷えたペットボトルを握って手を冷やすのも暑さ対策に有効です。好みのグッズを探して、暑さ対策に活用しましょう。
子どもが暑い車内に取り残される事故
また、夏には子どもが自動車のなかに取り残され、熱中症で亡くなるという悲しい事故が何度も起こっています。車内の温度は冷房が切れると短時間で急上昇し、熱中症の危険度が高まります。
もしも夏に車内に取り残されたらどうしたらいいでしょうか。まず、クラクションを鳴らして自分が車内にいることをまわりに知らせることが大切です。子どもの力ではクラクションを鳴らしにくいこともあるので、水筒の底で押したり、ハンドルを両手で握ってお尻で押したりして、助けを呼ぶ方法を、子どもと一緒に練習しましょう。
車内への子どもの置き去りは、大人の焦りや疲れ、やることの多いとき、普段と違う行動をするときなどに起こりやすく、誰にでも起こりうることです。「自分は絶対に大丈夫」と思わずに、貴重品やカバンを子どものそばに置いたり、安全装置を導入したりするなど、子どもの命を守るために対策が必要です。これを読んだみなさんは、ぜひ対策を話し合ってみてください。



