※本稿は、荒木健太郎『すごすぎる天気の図鑑 防災の超図鑑』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
避難所に行かない在宅避難もある
「避難」というと避難所に行くことを想像する人が多いかもしれませんが、避難とは難を避けることで、その方法は様々です。自宅で危険がなく、備蓄が十分ある場合は、自宅にとどまる在宅避難を選べます。
避難所に行く避難所避難に対して、在宅避難ではプライバシーが守られ、感染症の危険性が低く、寒さ・暑さ対策をしやすいです。小さい子がいても安心できること、避難所によってはペットの受け入れがないので在宅ならペットと一緒にいられること、家を留守にすることによる盗難の被害を防ぎやすいことなどもメリットです。一方、避難所避難では、物資が手に入りやすい、自治体や団体の支援を受けやすいといったほか、建物が安全なのもメリット。
避難所で受け入れられる人数には限りがあるため、ほかの自治体へ避難する広域避難や、安全な地域の親戚や知人、友人宅、宿泊施設に避難する選択肢もあります。どのような避難ができるのか、自分や家族などの状況も踏まえて考えておきましょう。
自分に合う避難の形を考えておく
災害が間近に迫って「早く避難しないと! でもどうしたらいいの?」とならないように、穏やかな天気のときにこそ自分にあった避難について考えてみてください。
まず確認したいのが、住まいの水害の危険性です。国土交通省「重ねるハザードマップ」などで浸水や土砂災害の危険性を確認できます。次に、家が高層住宅か一軒家かで、浸水時に安全かなども検討できます。家族にケガ人や高齢者などがいるか、避難所以外にも親戚や知人宅、宿泊施設などの安全な避難先はあるか、家に備蓄はあるか、自分たちだけで不安にならないか、ペットと一緒に避難できるかなどを踏まえて、どこに避難するかと避難経路を考えます。
その上で、いつから危険な状況になりそうか気象情報を確認し、避難のタイミングを検討すると良さそうです。日ごろから防災バッグの点検をしておくことも大切。これを読んだみなさんは、ぜひ一度家族や友達と一緒に、どのような避難が良いかを話し合ってみてください。


