発売2週間で認知率がグングン上昇

50日で5500万本販売という、炭酸飲料としては記録的な売れ行きとなったギルティ炭酸。では、「炭酸飲料の市場に風穴をあける」という狙いを果たすことはできたのだろうか。

大槻氏によると、CMやSNSによる販売促進に一番先に反応したのが10〜30代。そこからまもなく、40〜50代にも認知されるようになったという。認知率の調査では、発売後2週間の時点で、「年に1回以上炭酸飲料を購入する全世代の2人に1人が知っている」という結果が得られている。

つまり、若い世代に強く訴求し、それだけで終わらず広い世代に飲んでもらえる商品という、最初の狙いについてはある程度の成功を得られたということだ。

ギルティ炭酸というこれまでになかったジャンルの飲料。失敗する可能性もあったが、成功の理由はどこにあるのだろうか。

まずは、インパクトのあるデザインやプロモーションが挙げられる。

大槻拓海氏
編集部撮影
大槻氏

一度見ただけで記憶に残るデザイン

黒字に紫ピンク(色名はマゼンタ)のロゴのデザインは単純に目立つだけでなく、覚えてもらいやすい。

「毎週いくつもの新商品が出るため、普通はなかなか覚えてもらえません。NOPEについては一度見ただけで記憶に残ります。そして一度見た後、他のところに置いてあったら『最近よく見る商品』に昇格し、話題にしてもらいやすいんです」

またいかにも「飲んだらダメ」そうなバッテン目のフェイスマークはちょっとパンキッシュで、若者だけでなく40〜50代にもカッコいいと思わせるデザインだ。

プロモーションでは、サントリー自動販売機に描かれたBOSSマークの上にNOPEのシールを貼り付ける「自販機ジャック」も行われ、休憩時間にコーヒーを飲む40〜50代ビジネスパーソンに訴求したのでは、という分析もあるという。

成功の理由として2つ目に挙げられるのが、「大人舌を納得させる風味」だ。