4カ月で体重約20kg減少した方法

ホットスナックの間食をやめ、1日2食から3食へ。
苦手な野菜も毎食摂って、寛解!

● Bさん(男性)
43歳→45歳で寛解
身長175.1cm
体重112.3kg→92.7kg
BMI 36.6→30.23
HbA1c 11.4%→6.1%

43歳のときに、吐き気にて自宅近くのクリニックを受診し、ヘモグロビンA1c11.4%、随時血糖値265mg/dLのため糖尿病診断となり、当院に紹介。食事はご飯の量が多く、生野菜が嫌いで野菜が少なく、コンビニでの間食が多かった。

また、夜食も時々あり、早食いであった。当院受診後、食事は1日2食だったのを3食にして、コンビニのホットスナック(揚げ物などの温かい軽食)はやめ、朝は食パン8枚切り1枚とチーズ、野菜やたんぱく質(肉・魚・大豆製品)のおかずを増やした。

メトホルミンの内服、ビクトーザの注射を開始。次第に血糖値、体重が改善し、4カ月後にはヘモグロビンA1c6.2%、体重104.8kgとなった。6カ月後にビクトーザ中止。1年後にメトホルミン減量。1年半後にメトホルミン中止。

体重は92.7kgに。以後、糖尿病薬なしでヘモグロビンA1cが6.5%未満の糖尿病の寛解を維持している。

どうしても間食したいときに選んだおやつ

【糖尿病寛解への具体的なアプローチ】

Bさんは、体重112.3kg、BMIが36.6という状況で糖尿病と診断されました。最初の診察では、血糖値が非常に高く、食生活もご飯の量が多く野菜が苦手な上、コンビニでの間食も頻繁でした。食事回数も昼と夜の1日2食で、夜食を摂ることもありました。

彼が寛解へ向けて最初に取り組んだのは、「間食をやめる」ということでした。それまで配達などの仕事中にコンビニに立ち寄り、菓子パンやおにぎり、ホットスナックを食べる習慣がありましたが、まずはコンビニ自体に立ち寄らないように意識しました。

それでもどうしても間食したいときは、ナッツや個包装の小さなおやつを選ぶようにしました。

ナッツのミックス
写真=iStock.com/Matejay
※写真はイメージです

次に取り組んだのは、食事の改善です。それまで夕食が1日の中で最も多い量だったため、特に夕食の量を意識的に減らしました。

西森栄太『2型糖尿病は寛解する!』(新星出版社)
西森栄太『2型糖尿病は寛解する!』(新星出版社)

野菜のなかでも特に生野菜が苦手だったので、カット野菜や海藻サラダ、乾燥ワカメ、もずく、めかぶなどをうまく取り入れて、3食すべてに少しずつ野菜を加える工夫をしました。

また、朝食もしっかり摂るようにし、食パン1枚にチーズやおかず(前日の夕食の残り、味噌汁など)を添え、全体的に栄養バランスを改善しました。

こうした具体的な取り組みを継続することで、徐々に体重と血糖値が改善しました。診療開始から4カ月後には体重が約7.5kg減り、血糖値も大きく改善したのです。

その後、薬も段階的に減らし、1年半後には約20kgの減量を達成し、完全に薬をやめることができました。薬に頼らずヘモグロビンA1cを6.5%未満に維持し続けています。

Bさんの成功例は、特別なことをしなくても、間食をコントロールし、少しの工夫で食生活を整えることで、糖尿病の寛解が可能であることを示しています。

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