自己肯定感の高さだけでは習慣化に失敗する
気分が落ち込んでいるときや自信を失いそうなときに、「今のままの自分で良いじゃないか」と思う気持ちは、自分の心を守るために大切なことです。
しかし、それは「できない自分」も肯定することになります。たとえば「毎朝早起きしようと思っていたのにできなかった。でもがんばったから良いよね」といったように、こと習慣化を目指す上では、自己肯定感が高いだけでは失敗してしまう可能性があります。
一方、自己効力感というのは、「これからの自分なら行動できる」という未来への期待や自信のことです。習慣化できない、いつも三日坊主という人は、自己効力感が下がっている状態と言えます。
習慣化のためには自己効力感を高めていくことが大事なので、自己効力感を上げる、あるいは低くしないための工夫をさまざまなやり方で取り入れています。
具体的な方法については、本稿でもくわしく解説していきますので、「できる」「できた」を積み重ねて、自己効力感を育てていきましょう。
すぐやる人は目標の立て方が違う
掲げた目標に対し、「できる」という成功体験を重ねることで、自己効力感を高めることができます。
「先延ばしする人」と「瞬動力が高く、すぐやる人」の目標設定の違いを見ていきましょう。
①目標の大きさと解像度
脳は曖昧で輪郭のはっきりしない目標に対して、本能的に身構えます。道筋が見えないものは、脳にとって未知であり、不確実だからです。
すると、不安やストレスが高まり、無意識のうちにブレーキがかかります。その結果、行動が止まり、気づけば先延ばしがはじまってしまうのです。
瞬動力のある人は、「今日やること」に目標を落とし込むことができます。そうすることで、大きい目標を掲げても、不安にならず最初の一歩を踏み出せるのです。
先延ばしする人の目標
・英語を話せるようになりたい
・本を書きたい
・売上を上げたい
大きくて抽象的な目標は、「今日、何をすれば良いのか?」が見えづらいです。
脳は曖昧で大きすぎる目標を脅威としてとらえやすく、不安やストレスが大きくなり、行動が止まりやすくなります。
瞬動力が高い、すぐやる人の目標
英語を話せるようになりたい
→今日やること:朝7時30分〜7時40分で、テキストの1ページだけ声に出す
本を書きたい
→今日やること:第○章の見出し案を3つだけ、箇条書きする
売上を上げたい
→今日やること:今週アプローチする既存顧客を3社リストアップする
同じ目標でも、すぐやる人は[ゴール(最終地点)→中期の目標(3カ月・3週間など)→今日の目標(足元の一歩)]と細分化するため、「今日何をやるか」が行動レベルで明確で、最初の一歩を踏み出しやすいのです。

