買い替えの目安「洗濯機・掃除機は6年」

家電製品を長らく使っていると、「そろそろ買い替え時かな?」と思われることがあると思います。

家電製品を買い替える理由の多くは「故障」や「上位製品への買い替え」などですが、思うような性能を発揮しなくなったとか、使い勝手が悪くなったとかで買い替えを検討する人もいると思います。筆者は「実家の家電が古すぎるから、そろそろ買い替えた方がいいのでしょうか?」という相談を受けることもあります。

買い替え時期の目安として参考にしてほしいのが、「家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約及び施行規則」で定められている「補修用性能部品の保有期間」です。

家電メーカーは、製造した家電製品が故障した場合に備えて修理に必要な部品(補修用性能部品)を一定期間保有する義務を負っています。この期間を「補修用性能部品の保有期間」といい、これが家電製品の寿命、つまり買い替えの目安の一つとなります。

保有期間は製品の種類によって異なり、洗濯機や炊飯器、掃除機などは6年、テレビや扇風機、電子レンジなどは8年、冷蔵庫は9年、エアコンは10年と定められています。

これらの期間を過ぎると、メーカーは補修用性能部品を保有する義務がなくなるため、修理が困難になる可能性が高まります。そのため、これらの期間を目安に買い替えを検討するのが賢明です。

より快適に、電気代を節約できる可能性も

補修用性能部品の保有期間以外にも、買い替えを検討するべき要因はいくつかあります。まずは製品の性能低下です。長年使用しているとエアコンの冷暖房効率が悪くなったり、テレビの画質が劣化したり、洗濯機の洗浄力が落ちたりします。

修理を繰り返してもすぐに故障する場合は、本体の寿命が近いと考えられます。家電製品は新しいモデルが登場するたびにさまざまな新機能が追加されたり、省エネ性能が向上したりします。

最新モデルに買い替えることで、より快適になったり、電気代を節約できたりする可能性もあるので、そういう場合は買い替えを検討してもいいのではないでしょうか。

冷房28度に設定されたリモコンの画面と、エアコンに向けてリモコンを操作する様子
写真=iStock.com/show999
※写真はイメージです

買い替える際に注意してほしいのが「家電リサイクル法」や「小型家電リサイクル法」です。テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機、エアコンは「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」によってリサイクルが義務付けられています。

これらの家電を廃棄する際には、過去に購入した小売店、または新しく家電を購入する小売店に引き取りを依頼して正しくリサイクルする必要があります。家電リサイクル法は資源の有効活用と廃棄物の削減を目的としているので、家電を廃棄する際には必ずこの法律に従って適切にリサイクルするようにしましょう。