姫路城を火から守る「漆喰技術」

姫路城の歴史は古い。鎌倉時代の終わりとなった1333年の元弘の乱のとき、赤松則村が姫山に陣を構え、南北朝の内乱では、1346年、則村の子貞範が築城し、姫山城とした。山名氏、黒田氏を経て、羽柴秀吉が1580(天正8)年に毛利氏との戦いの拠点として本格的に改修し、三層の天守を築いた。これが現在の姫路城の始めである。

1600(慶長5)年に姫路に入った池田輝政は、姫路城の大改築を行った。1601年に着工し、9年の歳月をかけて完成。周囲は内堀・中堀・外堀の三重の堀で囲まれている。

この輝政の大改築によって、姫路城は今日見るような規模になり、白漆喰で塗り固められた白亜の天守群が、青空に翼を広げたシラサギのように見えることから「白鷺城」と書き、「しらさぎじょう」、あるいは「はくろじょう」ともよばれるようになった。