どうなる「皇室典範改正」

6月30日、女性皇族が結婚後も皇室に残ることなどを盛り込んだ皇室典範改正案が閣議決定され、国会に提出されました。皇族数の確保に向けた審議が今国会で本格化します。この動きは今後の皇室のあり方を大きく左右するものとして、多くの国民から関心が寄せられています。今回は、愛子さまの将来や現行制度の課題について多角的に考察した過去の注目記事3本を厳選してお届けします。

1本目は、皇室史に詳しい宗教学者の島田裕巳さんによる、愛子さまのご結婚と女性宮家創設の議論に迫った記事です。閣議決定に先立つ今年3月、旧宮家養子案と女性宮家創設の2つの案が検討されていた段階で執筆されたこの稿では、戦後の内親王のご結婚の歴史を振り返りながら、愛子さまのためにも女性宮家をめぐる議論を早急にまとめる必要があると指摘しています。

2本目は、神道学者で皇室研究家の高森明勅さんによる、皇室典範が抱える構造的な欠陥に着目した記事です。両陛下の結婚30年に際しての「ご感想」を紐解きながら、一人娘である愛子さまの将来が長年にわたって不確定な状態のまま放置されてきたと指摘し、その背景を詳しく分析しています。

3本目は、ジャーナリストの元木昌彦さんによる、国民から根強い支持を集める「愛子天皇待望論」に焦点を当てた記事です。当時の世論調査で7割超が女性天皇の誕生を望んでいた状況を踏まえ、なぜ愛子天皇は実現しないのかを問いながら、象徴天皇制の本質や現行制度が抱える課題を論じています。

皇室典範改正の成否が国会で問われる今、これらの記事は愛子さまの未来とこれからの象徴天皇制のあり方を多角的な視点から深く見つめ直す重要な契機となるはずです。

愛子さまに「小室ルート」は歩ませられない…「愛子天皇」待望論渦中に結婚相手を紹介できる唯一のキーパーソン

(2026年3月28日公開)

愛子内親王殿下(2022年撮影)
愛子内親王殿下(2022年撮影)(写真=外務省/CC-BY-4.0/Wikimedia Commons

今国会での実現を目指し、皇室典範の改正が検討されている。皇室史に詳しい島田裕巳さんは「有力な案として挙がっているのは、『旧宮家養子案』と『女性宮家の創設』だが、愛子内親王のためにも、女性宮家について早急に議論をまとめる必要がある」という――。<続きを読む>

 

皇室典範の"構造的な欠陥"のせいで…20年以上"宙ぶらりん"のまま放置され続けた愛子さまの将来

(2023年6月23日公開)

2019年1月2日の新年一般参賀
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Tom-Kichi)

天皇、皇后両陛下は6月9日にご結婚30年を迎えられた。神道学者で皇室研究家の高森明勅さんは「当日発表された『ご感想』の中で、両陛下はさりげなく『時には悲しみを共にし』と触れられている。両陛下にとって最もおつらい事実は、たったお1人の娘であられる敬宮殿下の将来が、不確定な宙ぶらりんの状態のままで20年以上の歳月が経過したことだろう」という――。<続きを読む>

 

「なぜ愛子天皇ではダメなのか」国民の支持がない象徴天皇制は絶対に維持できない

(2022年1月18日公開)

結婚指輪と人工花
※写真はイメージです(写真=iStock.com/jreika)

愛子さんが天皇になってはなぜいけないの?多くの国民が疑問に思っているに違いない。新聞を始め、テレビ、通信社の世論調査、どれも「愛子天皇を望む」という声が7割以上あると報じている。憲法第1条には「天皇は…<続きを読む>

 
【関連記事】
異民族に3000人の皇族が連れ去られ、収容所送りに…「戦利品」になった女性皇族たちがたどった悲惨な結末
地方衰退の一番の原因は「人口減少」ではない…山口の超富裕層が「住民税43億円」をまるっと抱えて移住した理由
「秀吉と一緒になるのがイヤ」ではない…お市の方が柴田勝家との自害を選んだ"現代人には理解できない"理由
石田三成と戦っていないのに関ヶ原合戦後に大出世…徳川家康が厚い信頼を置いた「戦国最大の悪人」
サルでもハゲネズミでもない…外見にコンプレックスを抱える秀吉が信長に付けられた「もう一つの呼び名」