マクドナルドに並ぶ3000店舗を目指す
ワタミの改革のもと、好調なサブウェイ。将来的にはマクドナルドと同レベルの3000店舗を目指す渡邉氏だが、可能なのだろうか。
「日本の経済状況による」というのが渡邉氏の回答だった。
「サブウェイはアメリカに2万1000店あり、1年で1000店撤退した。店舗が多過ぎたことが理由です。日本も経済に合わせた出店が必要。最低でも1000、2000までは行けると思っています。ただ、日本の経済が良くならなければ、3000店舗までは行かないと考えています」
渡邉氏は日本の経済には悲観的で、一時的には1ドル300円、400円まで追い込まれる時が来るだろうと予想。
しかしそのままでは終わらない。輸出が好調になり、もう一度ものづくりの日本に変わっていく、というのが、渡邉氏が描くシナリオだ。その将来を踏まえ、運営するワタミファームでは2026年度から積極的に米作りに取り組む。
契約農家を含めて2026年度は500トン、2027年度は600トンを収穫できる見込みで、これによりグループ全体で使用する米の50%を賄うことができる。将来的には「ワタミ米」としての販売に加え、海外への輸出も視野に入れている。
このように自社も携わって日本の経済を向上させることを前提に、サブウェイ3000店舗を掲げる渡邉氏。
「サンドイッチはハンバーガーに対抗可能」
しかし、筆者として個人的に抱いているのが「サンドイッチはバーガーに勝てるだろうか」という疑問だ。サンドイッチというとヘルシーなイメージが強く、ハンバーガーのパンチ力に敵わない気がするのだ。日本のKFCも、商品名をサンドからバーガーに変えた。バーガーという名称には食欲を直接刺激するインパクトがあるためではないだろうか。
「まず市場のポテンシャルとしては、サンドイッチは十分にハンバーガーと対抗できます。確かに日本では、サンドイッチの市場は大きくありません。しかしアメリカではバーガーとサンドイッチはほぼ同規模の市場を形成しています。店舗数ではマクドナルドよりサブウェイの方が多いぐらいです。私は、サンドイッチ市場の可能性に賭けてみたいと思っています」
20年かけて現在の約230店舗から3000店舗を目指すとしているが、2025年度の出店数38店舗では、1000店舗を達成するにも20年近くかかる計算だ。
ちなみに、同じくマクドナルド超えを目指すハンバーガーチェーンのバーガーキングは、2025年に85店舗を出店している。
3000店舗の数字を現実的にするためには、ブランド力を維持しつつの出店加速化が必須になってくる。




