挨拶をしなくなる、会話がなくなる…
2つめは「行動・外見・表情の変化は気づきやすい」ということです。心や身体の症状が周囲から見えにくい一方、行動・外見・表情の変化は、周囲が気づきやすい最初のシグナルです。産業医として多くの方と面談してきた私が注意が必要だと思う変化は、以下のとおりです。
職場で周囲が気づきやすいのは、“見ればわかる”行動の変化です。以下のようなものがあります。
・遅刻・早退・欠勤が増える
・朝の挨拶をしなくなる、または声が小さくなる
・一緒にランチに行かなくなる
・ミスが増える、同じミスを繰り返す
・業務量と不釣り合いな残業が増える
・ほうれんそう(報告・連絡・相談)が極端に減る
・同僚との会話がほぼなくなる
・お酒・タバコの量が明らかに増える(本人談含む)
・衝動買いやギャンブル、過食・拒食などの行動が出る
メイクをしなくなる、寝癖のまま出社する…
外見の変化は見落とされがちですが、表情や身だしなみの変化も、産業医として重要なサインのひとつと考えます。
〈女性の場合〉
・化粧が急に濃くなる(涙の跡や眠れていないことを隠すため)
・逆に、これまでしっかりしていたメイクを急にしなくなる
・服のコーディネートがこれまでと明らかに変わる
・髪型が乱れがちになる、または以前と比べて手入れが雑になる
・体重が短期間に大きく変わる(増減どちらも)
〈男性の場合〉
・寝癖のまま出社するようになる(以前はきちんとしていた人が)
・無精ひげが増える、ひげの手入れをしなくなる
・シワシワ・ヨレヨレの服装になる、清潔感が損なわれる
・白髪染めをしなくなる
・髪の毛が伸びっぱなしになる

