「病院にいったほうがいい」はNG

注意点ですが、よほど親しい間柄でない限り、「医者に行ったほうがいい」というのはお勧めしません。もし自分が、仲良くない同僚や親しくない上司から、「メンタルクリニックに行った方がいい」と言われたらと想像してみてください。自分が言われて素直に飲み込める間柄であればいいですが、多くの場合、ただの会社の同僚であれば、言わないほうが無難です。

「ちょっと心配、気になっている」くらいの温度感で、まずは話を聞くことが最善です。

もし声をかけた同僚に、「大丈夫(ほっておいてください)」と言われてしまったらどうしたらいいでしょうか。

その場合は、そっとしておきましょう。そして2週間ほど経っても、やはり気になる状態が続いているなら、もう一度だけ声をかけてみてください。「前に声かけた件なんだけど、やっぱりちょっと心配で」と。

それでも「大丈夫」と言われたら、もしあなたが上司であれば、人事や会社の相談窓口に状況を報告・相談することが次のステップです。同僚の立場であれば、共通の上司に相談するかどうかを状況を見ながら判断してください。それ以外の立場なら、自分はこの人を助ける役割ではないと考えるのがいいでしょう。

迷ったら同僚に相談してみる

最後に、声をかけるべきかわからない、自分一人の判断では不安だ。この人いつもと違うのかな、ストレスを抱えているのかな、と迷うこともあるでしょう。そんなふうに迷った場合は、ぜひ、職場の同僚でその人のことをよく知っている人に、「ねえ、Aさんが最近ちょっと元気がなさそうに見えるんだけど、どう思う?」と、相談してみてください。

同僚も「いつもと違う」と感じる場合は、やはり何らかの変化が起きているはずです。声をかけてあげてください。同僚が「そんなことはない」と言う場合は、もしかすると、あなたの気にしすぎかもしれません。その場合は、2週間ほど様子を見てみましょう。

以上、今月は、同僚がメンタル不調かなと思った時の対応についてお話しさせていただきました。ぜひ、あなたの職場が、周囲を気遣えるやさしい職場、安全網のある職場となることを祈っています。

オフィスで会話をする女性たち
写真=iStock.com/kokouu
※写真はイメージです
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