主体的に生きるための大切な習慣

もちろん、すべてのレイヤーをどんな場面でも必ず伝えなければいけない、というわけではありません。大事なのは、語るかどうかは別として、こうしたレイヤーで自分をとらえ直しているかどうかです。

安斎勇樹『静かな時間の使い方 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法』(朝日新聞出版)
安斎勇樹『静かな時間の使い方 自分の解像度を上げる「独りの思索」の全技法』(朝日新聞出版)

そのうえで、どのレイヤーの情報をみんなに知ってもらいたいのかを考える。職場や社会の人間関係の中で、どういうふうに自分を位置づけたいのかを考える。これが、自己紹介をアップデートすることの、もう一歩踏み込んだ意味です。

人生100年時代、ひとつの会社、ひとつの肩書きだけで完走できる人は、むしろ少数でしょう。職場、家庭、友人関係、オンラインコミュニティ……。いろんな顔を持ちながら生きることが、当たり前になっていきます。

だからこそ、自分をどのように紹介するのか、少しこだわってみる。これはソーシャルノイズから健全な距離を取りながら、主体的に生きていくための大切な習慣だと私は考えています。

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