2026年5月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。大河ドラマ部門の第1位は――。
▼第1位 そりゃ浅井長政は負けるわ…秀吉でも光秀でもない、険しい小谷城を攻めあぐねた信長を救った戦国武将の名前
▼第2位 あと数年長命だったら豊臣政権はなかった…NHK大河ではチョイ役だった"戦国最強武将"の死の大きな意味
▼第3位 織田信長が見込んだ"中途社員"だったのに…期待に応えられず、妻子も家臣500人も見捨てた戦国武将の末路
「秀吉の退却」「松永久秀の謀反」の背後にいた有名武将
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」では、第19回「過去からの刺客」(5月17日放送)で、羽柴秀吉(池松壮亮)が驚くべき行動に出た。柴田勝家(山口馬木也)を総大将に据え、織田信長(小栗旬)が北陸方面に派遣した軍勢から、こともあろうに、信長の許しを得ずに勝手に退却してしまったのである。
これが信長の逆鱗に触れることになるわけだが、第20回「本物の平蜘蛛」(5月24日放送)では、今度は「戦国の梟雄」の異名がある松永久秀(竹中直人)が、突如として信長に反旗をひるがえし、秀吉と弟の小一郎(仲野太賀)が必死で説得にあたる。
この2つのできごとは、奇しくも同じ天正5年(1577)8月に起きている。そして一見したところでは、同時期なのは偶然にすぎないように思える。しかし、2つの背景では、じつは同じ武将が影響をおよぼしていた。それは、あまりにも戦に強いため「軍神」の異名があった越後(新潟県)の武将であった。
信長はその前年、家督を嫡男に譲るとともに、「天下人の城」を意識して、琵琶湖に突き出た安土山に広壮かつ豪奢な安土城を築きはじめ、天下一統を完成すべく着々と歩を進めていた。しかし、同時に越後の武将の動きが活発化し、それは信長への脅威になろうとしていた。

