13年後の「衝撃の結果」
参考までに本書の親本で紹介した金融商品に刊行時点(2013年3月)で100万円を投資したら、2026年4月までの13年間でどうなっているかを示しておきます。
■円普通預金
預金金利を0.1%とすると、100万円は13年間で101万556円になった。
■外貨預金
2013年3月の1ドル=95円で米ドルに定期預金をし(金利3%)、再投資した場合、2026年4月の1ドル=160円で計算すると、当初の100万円は248万9300円になった(年率7.2%)。
■日本株
日経平均株価は2013年3月の1万1600円から13年間で5万9900円まで上昇した。配当を再投資したトータルリターンでは、当初の100万円は663万円になった(年率15.4%)。
■米国株
S&P500株価指数は1551ポイントから13年間で7100ポイントまで上昇した。1ドル=95円で100万円分を投資し、配当を再投資したトータルリターンでは、当初の100万円は円建て(1ドル=160円)で1118万円になった(年率20.15%)。
誰も未来を知ることはできない
世界株への分散投資で人気の「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式〈オール・カントリー〉)」の運用開始は2018年で、親本で紹介したのは先進国の株価指数から日本を除いた「MSCI世界株」に連動するファンドでした。トータルリターン(配当込み)の指標はありませんが、S&P500と同様のパフォーマンスになったはずです。
なお、ここから時間を巻き戻して、「全財産を世界株のインデックスファンドに投資しておけばよかった」という結論にはなりません。これは本文で説明しますが、普通預金や国債のような「無リスク」の金融商品にも相応の価値があるのです。
この結果から自分が正しかったというつもりはありませんが(すべての投資にはリスクがあり、未来は誰も知ることができません)、間違ったアドバイスをするよりはずっといいでしょう。今回も同じように、読者に有益な提案ができればと思っています。



