「現役感」が得られる機会を作るべき

「今さら若い人たちと一緒に勉強なんて……」と気後れする必要はまったくありません。セミナーに参加する最大のメリットは、そこに集まる「人」にあります。

弘兼憲史『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力』(主婦と生活社)
弘兼憲史『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力』(主婦と生活社)

会社という限られた人間関係の中に30年以上もいると、どうしても思考が凝り固まってしまいます。自分とは全然違うバックグラウンドを持つ人、世代の違う人と机を並べることで、自分の中に眠っていた「現役感」が呼び覚まされるのです。

脳は使えば使うほどネットワークが強化されます。自治体のセミナーでも、地域の市民講座でもいいので、まずは一歩、踏み出してみてください。最近ではキャリア自立に向けての効果的な支援策などを紹介してくれるセミナーなどもあります。

研修後に具体的なキャリア選択や行動変容に結びつかず、「学んで終わり」となってしまう人でも有効な情報が手に入ると人気です。

最近ではシニアに特化した「合同企業説明会」を開催している地域もあり、シニア世代の新しい就職や社会参加の入り口として注目を集めています。通常の求人検索では一社ごとに調べて応募する必要がありますが、説明会では効率よく情報収集ができます。求人サイトやシルバー人材センターで仕事を探してもなかなか見つからないという人はそれに参加するのもおすすめです。

ほかにも就労支援やボランティアなどの紹介をするアクティブ・シニア応援窓口を設けている自治体もあり、田舎暮らしをしたい人はこれをきっかけに地方移住を考えてみるのもいいかもしれません。

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