「蒸し野菜にポン酢」がなくなった瞬間

私自身も、ゼロからの足し算だったからうまくいったのではないかと思っています。「今日から食塩はやめよう」と妻に宣言した日から、食塩も、食塩の入った調味料も料理には使わなくなりましたが、すぐに食塩ゼロの味に慣れたわけではありませんでした。

例えば、いろいろな野菜を蒸して食べる「蒸し野菜」も、今でこそ、そのままで十分に野菜の甘みを感じておいしいのですが、最初の頃は物足りなかったので、ポン酢をかけたりしていました。

でも、“ゼロから足す”やり方だったので、食塩量がわかりやすかったのです。味に慣れるにつれて足す量を少しずつ減らしていったら、いつの間にか何もかけなくてもおいしく感じられるようになっていました。

「減塩・減糖」を実践するにしても、いつもの料理から“引く”より、「無塩・無糖」の料理から“足す”ほうが、うまくいきやすい。それは、自分自身の経験から自信をもって言えます。

「減塩」「低糖質」食品に潜む落とし穴

食塩も糖質もとりすぎはよくないということはよく知られているので、ちまたには、「減塩」や「低糖質」をうたった調味料や加工食品が出回っています。

毎日使うような調味料、食品ほど、減塩や低糖質のものに置き換えたほうが健康にいいだろう、と思うでしょうか。ここで、気をつけてほしいのが原材料です。

「塩分○%カット」「糖質○%カット」などと謳った商品は、食塩や糖質を減らしながらも、もともとの味を維持するために、食品添加物が加えられていることが多いのです。

健康的な食べ物の概念
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商品を選ぶときには、表側の「○%カット」という数字だけではなく、元の商品と減塩・低糖質タイプの商品の原材料を見比べて、添加物が増えていないかを確認してください。

私の経験上、減塩や低糖質タイプの商品は、添加物が多くなりがちです。そうであれば、食塩や砂糖が使われていても、昔ながらのシンプルな材料・製法で作られた調味料や食品を少量使うほうが、むしろ健康的で安全だと思います。