桁違いの数字に騙されないための思考

ですから、宝くじは非常に賢いトリックだと思うのです。確率として扱う数字が大きすぎるがゆえに、人々はあまり深く考えずに宝くじを購入するのです。これに抗うための方法として、何かが理解できないときは、それを別の表現に置き換えることをおすすめします。数字だけを考えていても、1400万が10万と比べてどれほど大きいのか、感覚的にはわからないものです。

ルーレット
写真=iStock.com/Eoneren
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書影
マーカス・デュ・ソートイ『世界のエリートが学んでいる数学的思考法』(SB新書)

しかし、時間で換算すると具体的なものとして理解できるようになります。宝くじを1枚ではなく1000枚買えば、当たる確率が高くなりますが、それでも一般的に考えれば確率は依然として低いままです。もちろん、2枚のチケットを買えば当せん確率は2倍になります。でも、非常に小さいものを2倍にしても、それはやはり非常に小さいままなのです。

しかし、これは実は興味深い事例につながります。数学者たちは、大量のチケットを買うことに意味がある場合があることを理解しているのです。

繰り返しになりますが、プレイするコストが実際に勝つコストよりも小さいかどうかを見極める必要があるのです。

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