「音読」は準備運動から始める

いきなり声を出そうとすると、声がかすれたり、つっかえたりとスムーズ音にいきません。

音読は複数の筋肉を使いこなす点でスポーツと同じです。スポーツの前に準備運動をするように、音読の前にも次ページの方法で、肺、喉、舌、唇などをほぐして整えておきましょう。

①準備運動ための準備運動~腹式呼吸

声を出す前に、まず「腹式呼吸」をしておきましょう。背筋を伸ばしお腹に手のひらを添えて、鼻から吸って口からゆっくりと吐きます。吸ったときにお腹がふくらみ、吐いたときに凹む動きを手のひらで感じてください。

②準備運動~五十音を読む

1分ほど腹式呼吸をしたら、声を出していきましょう。「あー、いー、うー……」と、1字1字を伸ばしながら、大きく口を動かして五十音を声に出していきます。

あ行・か行は不安定でも、ま行に入る頃には「いい声」になってくるはずです。

音読する対象は楽しい気持ちになるものを

準備運動が終わったら、さまざまな音読を試してみましょう。

音読をするときは、背筋を伸ばして姿勢をよくします。

手や腕は緊張せずにリラックスして本などをもちましょう。もちろん、机の上などに置いても構いません。

音読する対象は、前向きな気持ちになるものがおすすめです。

好きな小説でも、興味のある詩集や短歌、また昔懐かしい歌の歌詞でも構いません。楽しい気持ちになり、感情系が刺激されるものを選びましょう。

女性が家の居間でリラックスしてソファに座って本を読む
写真=iStock.com/narith_2527
※写真はイメージです

それでもいい対象が見つからないという方は、手前味噌で恐縮ですが、現代文のカリスマ講師である出口汪先生との共著の『大人の脳が元気になる! 音読1日1分』(新星出版社)を検討してみてください。

読者の皆さんが小学生や中学生時代に国語の授業で習った『枕草子』『徒然草』『どこかで春が』『虫けら』『ゆずり葉』『月夜の浜辺』などが収録されています。

子供の頃を思い出しながら、懐かしい気持ちで音読できるでしょう。