「先輩にはNG」4つの言い方を覚える

避けたい言い方も、ここだけ覚えれば十分です。

×了解です→○承知しました/かしこまりました
×すみません→○申し訳ございません
×見ました→○拝見しました
×来ました→○いらっしゃいました

冒頭のチャットも、こう直せます。

「承知いたしました。恐れ入りますが、15時までにお送りします」

たったこれだけで、社会人としての印象が変わります。

パソコンでメールを作成する人
写真=iStock.com/fizkes
※写真はイメージです

最近のAIは日本語の敬語の理解も高いので、先輩に何度も聞く前にAIに整えてもらうのがおすすめです。「です・ます」の使い方から直して、二重敬語などのミスも見つけてくれます。

◎AIに相談
「次の文章を、①社内チャット用(端的に)、②取引先メール用(件名+本文)に書き分けて。クッション言葉を入れて、誤った敬語があれば直して。(原文を書く)」

敬語は暗記より“型”です。毎日使う言葉から、少しずつ覚えていきましょう。

「すみません」より「ありがとうございます」

入社して数カ月。あなたは別部署の先輩に急ぎで助けてもらいました。夜遅くまで一緒に確認してもらい、なんとか締め切りに間に合った。最後にあなたは言いました。

「すみません、こんな時間まで……」

先輩は「大丈夫だよ」と返してくれました。

翌日も会ったらお礼を言おうと思っていました。でも、あなたはバタバタして、お礼のメールも送れませんでした。数週間後、また確認が必要になり連絡すると、先輩の返事が遅い。

(あ、あの日のお礼……ちゃんとしてないかも)

あとから気づく。こういう小さな取りこぼしが、人間関係の貯金を減らします。AIで文章も資料も速くつくれる時代です。だからこそ最後に残る差は、仕事の腕より「この人と一緒にやりたいか」です。密な人間関係は、目に見えないけれど一番の財産。

その秘訣が、感謝を言葉にして、しっかり返すことです。

コツはむずかしくありません。お礼は「早さ」と「短さ」が命。長文の美文より、当日中か翌日の短文が利きます。

型は3点だけ。

1.何に対して:何をしてもらったか
2.どう助かった:自分に起きたよい変化
3.次にどうする:自分の次アクション

そして、言いそうになる「すみません」「申し訳ありません」を、「ありがとうございます」に置き換える。

もちろん謝罪が必要な場面は謝ります。でも、謝って終わると相手に“負担感”が残ります。それよりも、最後に感謝に着地すると、関係が進み、より深まります。