第一歌集を出版、46歳のデビュー

ヨーロッパ7カ国を巡る旅は、昼は観光、夜は歌会の2週間となった。

「団長は窪田空穂の御子息の章一郎さん、アララギ系、空穂系の方達と、水甕からは私だけ。毎日、歌を作らなきゃいけなくて、自分の歌とまた違う歌を知って、その違いをひしひしと感じました。歌のことだけを考えた2週間でした。帰国後も30首の競詠があって、これが『北国断片』という歌集にしようというきっかけになったと思います」

昭和47(1972)年元旦、春日さんは苫小牧の海で初日の出を見た。