稼ぐ人の発想や考え方、行動の特性には、成功へのヒントがぎっしり詰まっている。アンケートにより、彼らの共通点を徹底解明。時間を味方につけ、人生を充実させるには、何が必要か。
調査概要/gooリサーチとプレジデント編集部の共同調査により、「時間とお金」に関するアンケートを、2011年11月15~17日の期間で実施。個人年収500万円台と1500万円以上のビジネスパーソン計613人の有効回答を得た。
問題が起きたときは、原因分析よりも解決策に焦点を当てる
何か問題が起きたとき、原因を分析してから解決策を講じる。これが一般的なアプローチだろう。
だが原因分析は、犯人探しに陥ったり、思考がネガティブになりがちだ。後悔や反省だけの振り返りでは、問題解決に向かう力が弱くなる。
これに対して、ソリューション・フォーカスと呼ばれるアプローチがある。原因の分析よりも、解決策のほうに焦点を当てる方法だ。
原因が曖昧なままでは解決策がずれるのではないかと懸念されるかもしれないが、現場の当事者はおおむね問題の原因に気づいているものだ。だから、いきなり解決策にフォーカスしてもポイントが大きくずれることはない。
それよりも、どうしたらよくなるか、どんな可能性があるか、未来志向の発想をもつことで気持ちが明るくなり、メンバーのモチベーションも上がっていく。チームのもつ力を最大限に引き出すアプローチとしても効果的だ。