裏ワザ③「支出を減らす」

最後に、家計の支出を減らして、最終的に残る手取りを増やすための、簡単な方法を紹介します。

家計の節約のテーマになると、必ず登場するのが「家計簿」です。家計を改善するためには、まず、収入と支出をきちんと把握する必要があり、そのために家計簿をつけるのです。

ただ、家計簿をつけるのが苦手という人は多いのではないでしょうか。一度つけ始めたとしても、なかなか続かないかもしれません。

今回は、家計簿をつけなくても、月1回、レシートを見直すだけで節約できる方法を紹介します。

まず、買い物をしたら、レシート(領収証)を捨てずに、月ごとに、クリアファイルやお菓子の箱などに入れて保管してください。

そして、月末になったら、1カ月分のレシートをざっと眺めます。

このうち、特に金額が大きいものだけ抜き出してください。その金額と買ったものを見て、その買い物が本当に必要であったかどうかを見直してください。もしムダだったと思うなら、そのレシートに「×」を記入し、次回から買わないようにします。忘れないように、そのレシートを冷蔵庫など毎日見る場所に貼っておいても良いでしょう。

家計のムダを見抜く「国税のテクニック」

また、レシートの枚数を数えてください。いつもの月より多いときは、コンビニなどでの買い物や外食が増えている可能性があります。水筒や軽食を持参するなど、工夫してみましょう。

もし余力があるなら、通常の月では見かけないような店舗のレシートがあるかどうかも確認して、それが適切な買い物であったかチェックしてください。

これだけの方法ですが、大まかな部分を改善して、節約することができます。

実は、これ、税務調査で調査官がやっている手法です。金額が大きいものと、いつもとは違うお金の動きをチェックして、不正を見抜くわけです。

家計管理でも同じ手法で、「ムダ」を見つけるのです。

いくら改善できると断言することはできませんが、仮に毎日コンビニで1本150円のペットボトルを買うのをやめたら、年間で約5万円の節約になります。

エピソード④「1カ月分のレシートから気付いたこと」

ムダ遣いと節約のポイントは人それぞれですが、ここでは、家族がいる40代男性のDさん夫婦のケースを見てみましょう。

1カ月分のレシートをざっと眺めてまず気づいたのが、ホームセンターで実演販売を見て「これは便利そう」と勢いで買ってしまった2万円の電気圧力鍋。確かに便利なのですが、購入した日に1回使っただけで、その後は一度も使っていません。レシートに「×」を記入。お店に行く前に「今日買う物リスト」にメモをし、それ以外の物は「一度帰宅してから考える」ことにしました。

また、レシートの枚数がいつもより増えていることに気づきました。よく見ると、コンビニのレシートだらけです。暑い季節になってきたので、通勤時や家族で出かけるとき、コンビニで飲み物を何度も購入していました。早速、家族それぞれの水筒を買い、外出時に持参することにしました。

節税、保険の活用、節約という3つの視点から、手取りを増やす方法を解説しました。会社員の方でも、今すぐ始められるものばかりです。

やるかやらないかで、一生涯で、手取りに約200万円もの差がつきます。

まずは、どれか一つを選び、少しずつ始めてみることをオススメします。

【図表1】申請するだけで「もらえるお金」リスト
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