拒否されても「YES」を引き出す5文字

説得しようとしても、相手が難色を示すときもあるでしょう。

交渉するビジネスマン
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もし、相手が否定的な言葉や不安なことを漏らしたときに、その言葉を捉えて、「だからこそ、いい!」と肯定すると相手は驚き、一歩踏み出すきっかけを作ることができます。

カリフォルニア大学のカレン・ゴンサルコラレは拒否されることによる心理的な影響について研究しており、負の影響をどう解消できるかという成果を発表しています。

たとえば「未経験だから自信がありません」→「だからこそ、経験者にはない斬新な意見がもらえるかと思っているんです」や、「複数の仕事を同時進行で抱えていて、とても引き受けられません」→「だからこそ、そんな有能なあなたに頼みたいのです」と相手の能力を褒めてあげる。

「あなただからこそ良い!」という褒め方も

「少し値段が高いですね」→「この価格だからこそ、品質にはこだわり抜いています。短期間での故障の心配もなく、長期的に見たらこちらのほうがお得です」というように、相手の言葉を逆手にとって、プラスに変えます。

相手は、断ろうと思ったら、意外にもそれを受け入れてくれるので、一瞬、肩透かしを食らったような気持ちになりますが、「それでもいいんだったら……」と考えを変えてくれるかもしれません。

「あなただからこそ、いい!」という限定的な褒め方も、功を奏す場合が多いです。特に、自信がなさそうな相手にはその一言が効くでしょう。

・POINT
こちらの要望に対し、相手が「自分はこの分野に関して未経験なので、お役に立てないよ」など、否定的な意見を言った場合、それを逆手にとって「未経験だからこそ、いいんです! 新しい視点で意見してもらいたいんです」というように、相手の言葉を肯定して返してあげると聞いてくれる可能性は高まります。