時価総額22兆円、日本企業5位へ躍進
日立グループ御三家の日立金属、日立化成はそれぞれベイン・キャピタルと日本産業パートナーズのグループ、昭和電工に売却され、日立建機は伊藤忠商事と日本産業パートナーズのグループに売却されました。
それと同時に半導体・精密機器事業の日立ハイテクノロジーズは完全子会社化し、スイスABBの電力システム事業、米国のデジタルエンジニアリング企業グローバルロジック社を買収しました。
会社の値段の観点から総括すると、日立は成熟事業をEBITDA倍率6倍程度の値段で売却し、それで得た資金を使いEBITDA倍率10倍以上の買収を行うことにより、シーメンス同様デジタルインフラのグローバル企業としての市場評価を得ました。
2021年のグローバルロジックの買収金額は約1兆円、EBITDA倍率30倍以上という高い値段でしたが、「高すぎる買収」として日立の株価がこれにより下がることはありませんでした。日立の2025年現在の企業価値評価はEBITDA倍率15.1倍、PBR3.3倍で、株式時価総額22兆円は日本企業ランキングでソニーに次ぐ5位となっています。
![森生明『会社の値段[新版]』(ちくま新書)](https://president.ismcdn.jp/mwimgs/f/a/200wm/img_fac9a71ce4713935d2407da36547a294237545.jpg)

