赤木城で最も技巧的な遺構

その先でもさらに、高虎の築城名手ぶりにうならされる。Uターンするように180度逆向きに折れたかと思うと、さらにもう一段上にも二度、L字の折れ。虎口の連チャンだ。ここにも門が設けられていたという。

ひとつ目の虎口を抜けた場所
撮影=今泉慎一(風来堂)
ひとつ目の虎口を抜けた場所より。さらに虎口が続いている
2つ目と3つ目の虎口
撮影=今泉慎一(風来堂)
2つ目と3つ目の虎口を主郭内より
3つの虎口の全体像
撮影=今泉慎一(風来堂)
主郭から東を見下ろすと、3つの虎口の全体像が一目瞭然

高虎の築城術でしばしば指摘されるのが、角ばっていて方形に近い単純な形状の曲輪が多いこと。赤木城もその例にもれないことは縄張図を見ればよくわかる。

ただし、曲輪間の要所要所はこうしてしっかりと虎口や門で固めてある。出入り口が少ないのも高虎の城の特徴のひとつだが、この点も赤木城はあてはまる。