「自称難民」は20~30代男性ばかり
イギリスでは、難民や移民の問題が有権者の間でもっとも重要な関心事項になっています。2026年初頭には、欧州大陸からボートでイギリスに入国する自称難民が1日に1000人近くに達していたのです。そうした社会情勢もあり、新興の保守政党であるリフォームUKがイギリスの第一党になる勢いで支持者を増やしており、地方選挙でも圧勝状態です。
「自称難民」は、そのほとんどが20代から30代の男性で、なぜか女性や子供、高齢者はまったくおらず、ブローカーが用意したお揃いの救命胴衣とボートでフランスから海を渡ってイギリスに入国してきます。
EU加盟国はダブリン規制という多国間協定を結んでおり、難民は上陸した最初の国で難民申請をすることになっているのですが、イギリスにやってくる「自称難民」は上陸したはずのギリシャやイタリア、フランスでは難民申請せずに、陸路でフランス北部の沿岸部にわたり、そこからボートでイギリスに上陸するのです。
EU加盟国が彼らの移動を無視し、イギリスで難民申請するように仕向けているため、イギリス政府も有権者も激怒しています。
そのあまりの数の多さに、イギリスでは大変な騒ぎになっているのですが、難民問題を他の地域よりもいち早く体験したのがクロイドンなのです。
子供のコンビニ入店は「3人まで」
2017年には、クルド系の17歳の難民であるレカー・アーメド氏がクロイドンのシュラーブランズで地元の若者に殴打されて入院する羽目になりました。
シュラーブランズは1950年代から60年代に開発された公営住宅のある地域ですが、ここは実際に訪問してみると緑が多く、近くにゴルフコースや公園があって、一見するとイギリスの典型的な郊外のように見えます。
このような公営住宅は、主要駅からはバスで20分から30分ほど離れており、近くに路面電車はあるもののかなり不便な地域にあります。実際、このような公営住宅に行ってみるとかなり寂れた雰囲気が漂っており、昼間に行っても若干危険な感じがします。
くたびれたコンビニやガソリンスタンドぐらいしかなく、コンビニは一度に3人以上の子供が入ることができません。これは治安が悪いので万引きを防止するためです。店の前に手書きの張り紙があるので、どこの店が危ないのかが一目瞭然です。
