ホームレス、移民、難民の溜まり場に

ビルの周りは足場が残されたままで穴だらけの廃墟同然になっており、その地下は路上生活者が排泄する場所であり、麻薬取引も行われる無法地帯として有名になってしまっているのです。昼間に訪問してみましたが、ビルは落書きだらけで、放置された建築現場にはゴミが山積み、不法侵入したホームレスの住居となって排泄物の臭いが蔓延していました。

しかし、驚くべきことに、この物件の所有権は中国の会社にあるので、地元の自治体も中央政府も手出しができないというのです。ロンドンではオフィス物件も住宅も不足しているというのに、このように中国系資本が不動産を買い漁って放置してしまうのです。

ネスレビルのように、荒れた地域には貧しい移民や難民、犯罪者が集まり、街の景観は破壊され、豊かな人々は引っ越していきます。自治体が都市計画を頑張っても、こうした荒れたビルがあると、いくら対症療法をしても効果がありません。