外交上の友情より国民経済を優先した

イタリア政府は「二国間の基地使用協定の規定に従った」と説明したが、トランプ政権側は当然受け入れると考えていただけに、「メローニの裏切り」に近いものに感じられたはずだ。

イタリアは、ホルムズ海峡問題でも慎重姿勢を崩していない。イランが事実上閉鎖した同海峡は世界の石油輸送量の約2割が通過する重要海域であり、その混乱はエネルギー輸入依存度の高いイタリア経済を直撃する。

トランプ大統領が同盟国に「自分でエネルギーを取りに行け」と迫るなか、欧州各国はたしかに軍事関与に慎重である。