警察官から「海峡の許認可官庁」へ
海峡が国際公共財として機能するのは、「誰の船でも一定のルールの下で通れる」という中立性があるからだ。今回、米国はその中立性を部分的に剥ぎ取った。4月13日に配信されたロイターの記事によれば、英仏は封鎖への参加を拒んだ。
さらに、4月14日に配信されたロイターの記事によれば、英仏は別枠で海峡の自由航行を回復させるミッションを模索している。これは今回の措置が、多国間の自由航行作戦というより、米国が単独で通行条件を決める権力の行使であることを示している。
ここで重要なのは、海軍の行動が海の上だけで完結しないことだ。どの港に入ったか、どの貨物を積んだか、どの保険が付くか、どの銀行が決済を通すかまで、すべてが「通ってよい船」の条件になる。海の上の封鎖が、保険、港湾、金融のルール変更にまで波及する。
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