地元銀行社長が「2億4千万の瞳」を熱唱

2026年は元日の夜7時というゴールデンタイムに放映された「第34回 埼玉政財界人チャリティ歌謡祭」もシュールでスペクタクルなステージが繰り広げられ、目が離せませんでした。

財界からの主な歌い手と曲名は以下の通りです。

東京ガス埼玉支社長:Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
埼玉りそな銀行社長:郷ひろみ「2億4千万の瞳」
YKKAP埼玉支社長:EXILE「Choo Choo TRAIN」

一方、政界からは……。

行田市長:キャンディーズ「年下の男の子」
鳩山町長:ラッツ&スター「め組のひと」
桶川市長:松たか子「Let It Go~ありのままで~」
埼玉県知事:DREAMS COME TRUE「何度でも」

桶川市長はエルサに扮した衣装で、ダンサーがコールドスプレーを振りまいて氷の世界を演出する凝りようでした。また、トリを飾った県知事のちょっと自信なさげな歌唱力に萌えを感じました。歌唱力が微妙だと素朴で一生懸命ないい人に見える、という効果があり、政財界人にとってはプラスの効果かもしれません。

東京ガス埼玉支社長の「Bling-Bang-Bang-Born」、コマーム社長の能楽風衣装に、桶川市長のアナ雪
イラスト=辛酸なめ子

このチャリティ歌謡祭のよさは、都会のおしゃれな制作会社や広告代理店が間に入っていなさそうな、手作り感覚とあたたかみでした。

洗練されすぎないのが埼玉の魅力。埼玉のダサいイメージも、貫くことで強さや個性になります。都会の人には真似しようとしてもできない表現力。ダサさも一周回ってかっこいい、そう評価される日も近い、のかもしれません。かっこつけないで生活できる、そんな魅力に世の人々が気づいたら、魅力度ランクも上昇するに違いありません。

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