仕事中に疲れを溜めない方法は何か。東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身さんは「ぶっ通しで働いてたっぷり休むほうがデキるビジネスパーソンのように思えるが、実際には異なる。成果を上げると証明されているのは、ちょこちょこ短時間で仕事を離れることだ」という――。
※本稿は、梶本修身『「疲れないからだ」になれる本』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
頻繁に水を飲み、30分に1回トイレに立つ
オフィスで働いていると、一日中パソコンと向き合い、デスクワークをしている、ということが多いのではないでしょうか。
ずっとイスに座っていて、いつもと同じ仕事をこなしたけれど、夕方頃にはすっかり疲れてしまっている――。そんなことはないでしょうか。
しかし、1日同じデスクワークをしていても、そのように疲れ果ててしまって家に帰るのもしんどいという人と、さほど疲れた様子も見せずに颯爽と家路につく人がいます。
その違いは、どこにあるのでしょうか。
長時間デスクワークをしていても疲れないためには、頻繁に水を飲み、頻繁にトイレに行くことです。
理想は、30分に1回。
最低でも1時間の間に1回はトイレに行くのがいいでしょう。
人間の体重の6割は、水分で構成されています。なかでも体液は、疲労物質や老廃物を体外に排泄したり、体温を維持したり、体に必要な栄養素を運んだり、といった役割を担っています。
体液が減少すると、血流の悪化を招き、体の内部環境を一定に保ち続けようとする自律神経にとって大きな負担となります。
また、活性酸素の酸化(錆び)により生じた老廃物を体外に排出することもできないため、疲労の蓄積を招くのです。

