縁があれば、また会える

恋人から、別れを告げられる。

配偶者から、離婚を迫られる。

親から勘当される。

このように、自分は望んでもいないのに、相手から突如、関係を“強制終了”させられることがあります。この場合は、どうしても未練が残ります。

いわゆる「自然消滅」なら、心の傷は小さいでしょう。でも一方的に縁を切られると、理由を知りたくなるし、誤解があるならば解いて関係を修復したい。

また、復讐心にかられるかもしれません。頭では「会者定離」とわかっていても、去っていく相手の背中を追いたくなるものです。

しかし「去る者は追うべからず」――。

別れは「縁の切れ目のようなもの」

関係が解消されたというのは、単に結ばれた縁が途切れただけのことですから、淡々と見送ればいいのです。苦しみや悲しみの感情が残るようなら、

「縁があれば、また関係は戻る。自然の流れにまかせよう」

と考えましょう。そうすれば、去る者の背中は遠い未来の点景となっていきます。

つらい感情も幾分癒やされ、未練を時の流れに乗せることができるでしょう。

もう一つ、大事なのは「来る者は拒まず」です。

生きている限り、いろんな人に出会います。それもまた大事なご縁の一つ。自然の巡り合わせですから、相手がどんな人であれ、受け入れましょう。

去る人もあれば、来る人もある。あれこれ深く考えずに、カラリとした気分でつき合っていくのが一番です。

縁の良し悪しは自分次第

縁には本来、いいも悪いもありません。良縁にするのも、悪縁にするのも自分次第なのです。

書影
増田将之『その悩み、ただの執着』(三笠書房)

ただ注意していただきたいのは、「縁には一方向に転がる性質がある」ことです。

「良縁は良縁を呼び、悪縁は悪縁を呼ぶ」

実際、いい人と出会うと、次々といい人に出会い、いい人脈が広がることは多いものです。

逆に悪い人に出会うと、そこから転落の人生が始まることが少なくありません。

もし自分が「断ち切りたい」と思うような縁であるなら、それは悪縁です。放っておくと、人生を狂わされる可能性すらあります。

相手を傷つけたくない気持ちが働いて、自分から別れを切り出すのはなかなか難しいものですが、遠慮は無用。はっきりと“縁切り宣言”をして、すっぱり縁を断ち切ってしまいましょう。

一般的に良縁と呼ばれることは放っておいてもよい方向に転がるので、何も気にしなくて大丈夫ですが、自分自身にとって悪縁かどうかはしっかり見極めることが肝要です。

【関連記事】
「白髪染め」「縮毛矯正」をやめたら垢抜けた…カリスマくせ毛アドバイザーの梅雨が怖くない最高のスタイリング
「子供を自分の作品」にしてはいけない…日本一の進学校教諭が見た「本当に頭のいい子の親」の意外な特徴
食前に「たった一杯」飲むだけで肝臓の脂肪を落とせる…専門医の中では常識「食物繊維、発酵食品」あと一つは?
安っぽい服ばかり着ていると人生大損する…トップスタイリストが教える「今すぐやめたい残念な服」の特徴
ギャンブルでも、旅行でも、美術品収集でもない…和田秀樹が手を出すなという「世の中で一番金のかかる趣味」