縁を断ち切ったほうがいいのは、どのような相手か。浄土真宗本願寺派僧侶の増田将之さんは「本来、縁を良縁にするのも、悪縁にするのも自分次第だ。ただし自分が『断ち切りたい』と思うような縁を放っておくと、人生を狂わされる可能性すらある」という――。
※本稿は、増田将之『その悩み、ただの執着』(三笠書房)の一部を再編集したものです。
出会った人とは、いつか別れのときが来る
生きている限り、いろいろな人と出会います。
みんながみんな、好きになれる人、親しくつき合える人とは限りません。親切な人もいれば、憎たらしい人もいる。一緒にいて幸せな人もいれば、不幸に陥れる人もいる。どんな人と出会うかは、自分で制御できないのです。
ならば、受け入れるしかありません。
「自分だけが出会う人にめぐまれないわけではない。みんな、平等に、嫌な人とも出会い、苦しみを味わっている。それが人生なんだ」
と割り切って、心を強く持ちましょう。
間違っても、「なんて自分は“出会い運”にめぐまれないんだろう」などと嘆いてはいけません。いい出会いへの執着から離れられず、苦しみをより深めることになります。

