密かにあらゆる病気の死亡率を上げている
腎臓病があると死亡率は平均で4倍アップすることが、実際にわかっています。軽度の腎障害でも死亡率に影響し、腎臓病が重症になるほど数字は上がり、最大で5.9倍にまでなります。
また、腎臓病は、感染症のリスクも高めます。新型コロナウイルス感染症が流行したときに、高齢者と持病のある人は重症化しやすいことが指摘されました。持病のなかでも、最も憂慮すべきは腎臓病でした。
とくに、透析者で死亡率が高く、日本透析医学会が示したデータによれば、一般的な死亡率が1.9パーセントだった時点で、透析者では14.2パーセントにも上りました。
このように、腎臓病は健康寿命を損なう最悪の疾患といえるのですが、がんや心疾患などと比較して“地味”なため、危機感を抱かないままに放置されているのが現状なのです。


