新入社員のSNS投稿による炎上が相次いでいる。成蹊大学特別客員教授の高橋暁子さんは「友達限定公開の機能であっても外部に流出する。企業が情報漏洩を防ぐには、何よりも早いSNSガイドラインの研修と指導が大切だ」という――。
屋外でスマートフォンを使用している女性
写真=iStock.com/ZeynepKaya
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シフト表や社内文書をSNSで大公開

「ばーか大変だけど●●こういう一生動いてますみたいな仕事大好きだから楽しかった バカやりがい感じるし芸能人沢山会えて話せてまじで楽しい」(●●は名前)

日本テレビ系「ZIP!」の水卜麻美アナウンサーやパーソナリティのSnow Man阿部亮平さんなどの名前も記されたシフト表と思われる画像投稿が炎上した。画像には、こんな楽しそうな言葉も載せられていた。

NTT東日本でも社内文書やシフト表が流出していたことが発覚。また、ある投稿では、美容院でセットしながらリモート会議に参加している画像が炎上した。PC画面に、「PwC」という社名が写り込んでいたためだ。三菱電機住環境システムズの新入社員は、名札や機密保持誓約書などが写り込んだ写真を投稿してしまった。

炎上リスクが高い「2大アプリ」

4月1日の入社式からまだ日も浅い中、新入社員たちによる炎上が続いている。しかも、NTT東日本、日本テレビ系「ZIP!」制作会社、三菱電機住環境システムズ、PwCコンサルティング等、著名企業が多いという特徴がある。なぜこんなことをしてしまうのか。

投稿のほとんどは、InstagramのストーリーズやBeRealなどによるものだ。大学生に人気が高く日常的に利用されているが、実はどちらも炎上リスクがとても大きい。

Instagramのストーリーズは24時間で投稿が消えるため、つい油断して個人情報等を投稿してしまいがちになる。しかし、見た人が動画や静止画などで残すことは容易であり、リスクは高い。最近の炎上は、このストーリーズをきっかけとしたものが多いのが特徴だ。