空気を運ぶよりマシ、Z世代へのきっかけづくり
一つは、閑散期の売り上げを補うためだ。鉄道事業は構造的に固定費が高い事業であることから、多くの乗客が利用する繁忙期であっても利用が落ち込む閑散期であっても、かかる経費にそれほど大きな差はない。このため、閑散期に潜在的な需要を掘り起こすためにチケットの安売りを行っても損にはならない。「空気を運ぶよりは格安ででも乗ってもらったほうが得」というわけだ。
実際、キュンパスによる閑散期対策はしっかり効果が出ているようで、JR東日本によると2月の新幹線断面輸送量(特定の地点・区間を通過する利用者数)は前年比106%(速報値)だったという。
もう一つの狙いは、普段は新幹線に乗る機会のない若者に対して格安で乗車できる機会を提供し、乗車のきっかけづくりを与えることで需要を掘り起こすことだ。
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