中国シフト成功で「今のままでいい」
ニュージーランドの産業高度化が停滞した背景には複数の要因があるが、その一つの契機として見逃せないのが、2008年に西側先進国として初めて中国と締結したFTA(自由貿易協定)である。
2000年代、中国の高度成長に伴い中国人中間層が爆発的に増加すると、ニュージーランド産の粉ミルクや食肉の需要が急増した。
対中輸出の急増によって経済は潤い、表面上のGDPは右肩上がりを記録した。だが、ここに大きな構造的問題があった。
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