「イヌ」と教えるより「ワンワン」
あるとき親御さんから、「『ワンワン』よりも、最初から『イヌ』と教えたほうがいいのでは?」と聞かれたことがあります。実は「ワンワン」のような「オノマトペ」を使うことには、大きなメリットがあるのです。
オノマトペには、身のまわりの音や声を表す擬音語(例:ざあざあ・ワンワン・ブーブーなど)、動きや様子を表す擬態語(例:ガーン・きらきら・ニコニコなど)の2種類があります。欧米諸国ではオノマトペは擬音語が多いのですが、日本語には多くの擬態語のオノマトペがあります。日本語はオノマトペが非常に豊かな言語なのです。
子どもとの関わりでオノマトペを使うことには、いくつもの利点があります。まず、オノマトペを使うと「ことばの意味」が伝わりやすいといわれます。実際、ことばの相談に来る子どもの中には、何枚かのカードを見せて「くるま、どれ?」と聞いても選べないが、「ブーブー、どれ?」と言うと、「これ!」と選べる子がたくさんいます。
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