事務所や秘書には必ず話を通す

ロビー活動の依頼や相談は、事務所や秘書を通すのが原則だ。議員とだけ話を詰めても基本的には事務所や秘書を通す形にする。何かを飛び越えてやりとりするのはトラブルの原因になるからだ。

議員と親しいからといって事務所や秘書と付き合わない方もいるし、議員もそれを許容する場合もあるが、それは中長期的にみると良くない。

筆者は事務所のスタッフや秘書に相談するときも、話がこみいっている場合は必ず議員会館まで行って直接話をする。長年の関係があれば電話やメールでもOKだし、忙しい場合はその方が都合がいい場合もあるので、臨機応変に対応している。

なお、政局の際に、表に出せないような内密な相談もあったりするので、そういう場合は秘書だろうが誰だろうが、絶対に誰にも言わないのが永田町の鉄則だ。コミュニケーションはとにかく丁寧に、入口から手順を踏むというのが永田町と接するコツだと思う。

「ご都合のいい日程を教えてください」は×

日程調整についても、筆者なりのこだわりがある。「ご都合のいい日程を教えてください」ではなくて、まずはこちらから日程案を投げるというスタイルだ。

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山本雄史『ロビー活動とは何か』(平凡社新書)は、丸善丸の内本店の新書ランキング(3月22日発表)で1位になった。

相手に空いている日程を提示させるのは、相手に配慮しているようにみえるが、それは少し違う。相手に日程を用意させているのは、負担をかけていることになるので、こちらから選択肢を示して選んでもらうのが筆者の方法だ。

その次の段階で、こちら側から提示した日程がすべてダメな場合、議員側から日程が出てくる。そのときに最も大事なのは、いただいた日程に極力合わせることだ。当たり前といえば、当たり前である。

ここで、都合が悪いので別の日で、というのは、そもそも忙しい議員と面会することよりも優先度の高い「用事」「案件」があることになる。筆者からすると、議員の面会よりも大事な日程なんてあるのだろうか、と率直に思う。いただいた日程を拒否することは通常はあり得ない。もちろん、どうしても無理ということはあるが、そのあたりも勘違いしている民間企業の方がいる。とにかく国会議員の都合に合わせるのがすべてだ。

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