「集客」と「収益改善」が同時にできる強み

マクドナルドの強さは、単なる価格の安さやブランド力だけではない。商品開発、広告戦略、店舗オペレーション、デジタル化、そして、フランチャイズモデル――これらすべてが組み合わさることで、巨大な経営システムとして機能している点にある。

期間限定メニューによる集客と、適度な値上げによる収益改善。この二つを同時に実現できる企業は多くない。だからこそ、マクドナルドは売上と利益の双方で過去最高を更新することができたのだ。

赤い紙のケースに入ったフライドポテト
写真=iStock.com/Pratchaya
※写真はイメージです

日本のハンバーガー市場は、今後も競争が激化するだろう。しかし、現時点では、その中心に立つのはやはりマクドナルドだ。モスバーガーやバーガーキングとの戦略の違いを見れば、その強さの構造がより鮮明に浮かび上がってくる。

この巨大ブランドが次にどのような戦略を打ち出すのか。外食業界のみならず、日本の消費市場全体にとっても注目されるところである。

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