「商品」と「価格」の巧みな戦略

この結果を織り込む形で、2026年3月には株価が7800円を超え、3カ月前から比較すると1500円以上も上昇している。株価上昇は、投資家がマクドナルドの安定した収益力を高く評価していることを示している。営業利益率やROEが高水準を維持していることに加え、外食産業の中でも景気変動の影響を受けにくいビジネスモデルを持つ点が評価されているのだ。

それでは、外食産業全体が原材料高騰や人手不足といった課題に直面する中で、マクドナルドはなぜこれほどまでに安定した成長を続けているのだろうか。

その理由を端的に言えば、「商品戦略」と「価格戦略」の二つに集約される。特に近年のマクドナルドは、この二つを巧みに組み合わせることで来店客数と客単価の双方を伸ばすことに成功している。