バランス良く食べながら糖質を減らす
もし、「○○だけダイエット」で減量できた経験があるなら、それはアンラッキーなことだと思いましょう。
間違った成功体験があるために、「太ったら、また○○だけを食べてダイエットをすれば良い」と繰り返してしまう可能性があるからです。「○○だけダイエット」を繰り返していれば、それだけ摂取できる栄養素が偏り、健康を害していきます。
私たちが食べたものはブドウ糖、脂肪酸、アミノ酸などに分解され、小腸から血液中に吸収されます。その過程でも、あるいは分解・吸収されてから活用されるときも、ほかの栄養素の助けを必要とします。
たとえば、ブドウ糖をエネルギーとして使うために、ビタミンB群が働くなど、それぞれの栄養素が補い合う役割を担っています。
だから、健康を維持するためにはいろいろな栄養素が必須なのです。「○○だけダイエット」では栄養バランスが崩れてしまい、どんどん健康を損ないます。健康になりたくて始めたことで健康を損なうのは、本末転倒ですよね。
何度も伝えている通り、ダイエットの成功のカギは「いかに糖質を抑えられるか」です。バランス良く食べながら糖質を減らしていくことが大切です。
「食後すぐのスクワット」で太りにくくなる
健康を維持する大切な要素である「食事」「睡眠」「運動」は独立しているようですが、じつは強くつながっています。食事をととのえようと考えたときに、食事だけに目を向けるのではなく、睡眠や運動にもアプローチする必要があります。
たとえば、不眠に悩む人には、どんな食事をいつ摂るか、食事後にどのくらいの時間がたってからベッドに向かうかなど、睡眠の質を改善するために食事へのアドバイスも多くなされます。
反対に、睡眠や運動が、食事に影響を及ぼすともいえます。そこで私がおすすめするのは「食後すぐのスクワット」です。スクワットをおすすめするのは、道具が不要で、その場ですぐに始められるからです。
同じ内容の夕食であっても、食後すぐに寝てしまえば、そのエネルギーが消費されずに太りやすくなります。でも、数時間活動していれば、エネルギーもそれなりに使われます。
あるいは、同じ内容のランチを摂っても、そのままデスクの前に座り込めば血糖値が上がります。一方で、食後すぐに運動すると、血糖値の上昇が抑えられることがわかっています。
とくに、米飯やラーメン、蕎麦などの炭水化物を食べたとき、甘いお菓子を食べたときには、「即、運動」が効果的です。
糖質を摂ると、ほどなく血糖値が上がり始めます。そのスピードは思いのほか速く、最初のひと口から15分もすると上がり始めます。すっかり上がってしまってからでは遅いですが、そのタイミングより前に運動してしまえば、血糖値の上昇を抑え込むことができます。

