同じ食事内容なら、数回に分ける

しかし、血糖値の上がり方は違ってきます。

まとめて125グラムの糖質を摂れば、血液中にブドウ糖が急激にあふれ、血糖値が上がります。これは、太るだけでなく、その後の低血糖も招く非常に体に悪い食べ方です。

一方で、1個ずつであれば、血糖値の上がり方も比較的穏やかになります。つまり、同じ食事内容なら、数回に分けたほうが健康のために良いのです。

もっとも、この例は、あくまでわかりやすく説明するためのものであり、ドーナツを食べないに越したことはありません。

賢い食事方法としては、野菜もしっかり摂れるバランスの良い食事内容を決めておき、それを1日の中で回数多く分けて食べるというものです。せめて、1日3食に分けましょう。

もちろん、回数を増やしたら、食べる絶対量が増えてしまうのでは意味がありません。これまで1日2食だった人は、その全体量を3回に分けてください。

そうした意味からも、普段から食事内容を記録するクセをつけると良いでしょう。スマホで写真に撮るだけでも自分の食事量を把握しやすくなります。

「○○だけダイエット」は医学的に絶対NG

「○○だけダイエット」をしたことがありますか? 

テレビ番組や雑誌などでは絶えずダイエット特集が組まれており、数年に1度くらい「○○だけダイエット」がブームになります。

これまでも、「水だけ」「リンゴだけ」「バナナだけ」など、その食材だけを数日間食べ続けたり、1日の食事のうちの1食ぶんをその食材で置き換えたりする減量方法が数多く提唱されてきました。

「難しいことを考えずに、とにかく○○だけ食べていれば良い」という方法は、忙しい現代人のニーズに合っているのでしょう。でも、医学的には絶対にNGです。

女性の手に赤いリンゴとメジャー
写真=iStock.com/Iurii Maksymiv
※写真はイメージです

こうした方法を試して、たしかに体重が落ちた人もいるかもしれません。しかし、その食べ物にダイエット効果があったためではありません。その食材に飽きて、たくさんは食べられないことが多いためです。

それに何より、こうした方法は、摂取できる食材の栄養バランスを著しく損ないます。太っているのは健康に良くありませんが、「○○だけダイエット」で減量しようと考えるのは、さらに悪い結果をもたらします。