老後の不安が一気に解決する方法とは

【橘】フリーエージェントになれば、そもそも1億円も貯める必要がなくなります。

【大橋】どうしてでしょう?

【橘】多くの人の願いは、老後もお金の心配をせずに生活していくことかと思いますが、フリーエージェント戦略なら老後の年金問題が解決するからです。

【大橋】老後の年金問題って、ちょっと前に2000万円かかるって政府が試算して、騒ぎになったやつですよね……?

※金融庁の報告書では、「無職の高齢者世帯は年金だけでは2000万円不足する」と述べて社会問題になり、報告書が撤回されました。

【橘】はい。フリーエージェントなら60歳で会社を定年退職する必要はなく、何歳まででも働けますからね。

【大橋】それって、60歳以降も働くってことですか……。そんな働きたくないですよ。

【橘】医療の高度化によって、私たちは100歳まで生きる可能性があります。

働きたくないからといって、60歳で定年退職をしたら、40年もの間、それまで貯めた資産と年金だけで暮らさないといけません。

預金通帳と杖
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老後資金は5000万円必要という試算

【橘】そのため、ファイナンシャルプランナーなど一部の人たちは「安心して老後を過ごすためには、60歳で退職する時点で、持ち家と5000万円の金融資産が必要」というふうに言っています。

【大橋】5000万も必要なんですか……。ファイナンシャルプランナーが金融商品を売るために煽ってるだけなんじゃないんですか……。

【橘】いえ、この試算は、それほど間違ってないと思います。

というのも、人生100年を前提にするならば、60歳からの「老後」は40年、夫婦2人なら計80年です。5000万円を80年で割れば、1人当たりわずか年62万5000円、1カ月当たり5万2000円にしかなりません。

金融資産5000万円というと富裕層をイメージするかもしれませんが、年金にこれを加えたお金で長い老後を生きていかなくてはならないとしたら、余裕はありません。