「真面目すぎる」と助けてもらえない
もしあなたが、良好な関係性の同僚に助けを求められたら、どう感じますか。頼られていることでちょっと嬉しい気持ちになりませんか。反対の立場でも同じです。大切なのは、普段からのコミュニケーションなのです。
職場における良好な人間関係は、特別なイベントでできるものではありません。日常の小さなやり取りの中で、少しずつ信頼が積み重なっていきます。そして、その信頼があるからこそ、困ったときに周囲はこう声をかけます。「大丈夫?」「手伝おうか?」。この言葉は、突然生まれるわけではありません。関係性が育った結果として出てくるものです。
一方で、助けてもらえない人の多くは、決して冷たいわけではありません。むしろ真面目で、人に迷惑をかけたくないという気持ちが強い人です。ただ、その思いが強すぎて、忙しそうで話しかけにくい雰囲気を出してしまったり、困っていても「大丈夫です」と言ってしまったり、雑談やちょっとした会話を避けてしまったりすることがあります。周囲は悪気なく、「この人は一人でやりたいのだろう」と受け取ります。その結果、少しずつ距離ができてしまうのです。
つまり、助けてもらえない人は「助けてほしくない人」に見えてしまっていることがあるのです。ここには、とても切ないすれ違いがあります。
助けてもらう力をつける第一歩は、特別なことではありません。挨拶をする。感謝を言葉にする。小さなやり取りを大切にする。日常の関係を少しだけ丁寧にすることです。それだけでも、人との距離は少しずつ変わっていきます。
「助けてもらえる」アドバイスの受け取り方
2. 助けてもらえる人は「でも」より「ありがとう」――アドバイスを受け取る素直さ
2つ目の違いは、アドバイスの受け取り方です。仕事をしていると、上司や先輩、同僚から「こうしたらどうですか」「一回こうやってみませんか」と声をかけてもらうことがあります。
そのとき、助けてもらえない人は、ついこう返してしまいます。「でも、それは難しいです」「だって、うちの部署では無理です」「前にも試しましたが、ダメでした」――もちろん、その人にも事情があります。わかってほしい思いが強くて説明しているだけかもしれません。ただ、助言する側の気持ちになってみると、せっかく力になれればと思って声をかけても、「でも」「だって」が続くと、だんだん言葉をかけにくくなります。

