誤解1:「便潜血陽性でも無症状だから様子見」
大腸がんに関する日本の対策型検診は、便潜血検査が基本です(斎藤 ほか、日本消化器内視鏡学会雑誌 2020)。便潜血陽性なら精密検査として大腸内視鏡へ進むことが重要で、ここを先延ばししないことが生死を分けます。日本の対策型検診では、40歳以上を対象に年1回の便潜血検査(免疫法2日法)が用いられ、ガイドラインでも高く推奨されています。ただし、便潜血検査でがんを見つけるというより、出血しやすい病変を探って精密検査につなぐきっかけであることに注意が必要です。
最も大切なのは、陽性のときに「何の症状もないから」「もう一回便潜血して陰性だったから」「痔だから」といった理由でスルーしたり様子見したりしないで、大腸内視鏡などの精密検査をやっておくことです。
便潜血検査で1回でも陽性が出たら、症状がなくても原則として大腸内視鏡を受けておくべきでしょう。なぜなら、便潜血陽性はたまたまではなく、大腸のどこかで出血が起きている可能性を示すからです。
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