感じられる「遠い将来を見通したまなざし」

記者会見では、まず「災害が続く時代に象徴としてどのような役割を果たしていきたいか、お聞かせください」との質問(1問目)があった。これに対するお答えの中に、次のようなご発言があった。

「(敬宮殿下が昨年、能登半島地震の被災地を訪問されたことに触れられた上で)災害や復興の記憶を長く引き継いでいくことの大切さも心に刻んでいるように思います。愛子にも、これからも被災地の人々に心を寄せていってもらいたいと思っています」

このご発言からは、敬宮殿下が“長い時間軸”の中で、被災地の人々に心を寄せ続けることを期待しておられるお気持ちが伝わる。「長く引き継いでいくことの大切さ」とか「これからも……心を寄せていってもらいたい」という表現からは、遠い将来までも見通したまなざしが感じられる。

66歳の誕生日を前に記者会見される天皇陛下。2026年2月19日、宮殿・石橋の間(代表撮影)
写真提供=共同通信社
66歳の誕生日を前に記者会見される天皇陛下。2026年2月19日、宮殿・石橋の間(代表撮影)

これからも皇室の一員として

また、「愛子さまのご様子」をたずねた質問(2問目)に対するお答えには、こんなお気持ちも吐露されている。