愛子さまが受けられた教育の中身
今の皇室典範のルールでは、同じくご結婚とともに皇籍からの離脱が予定されている寛仁親王のお子さま方の場合は、教育の方向性が異なっていたようだ。現在、三笠宮家のご当主になられている彬子女王殿下は以前、次のように証言しておられた(『文藝春秋』平成21年[2000年]12月号)。
「私たちは子どもの頃から、『お前たちは結婚したら民間に行く身だから』と父に言われて参りました。電車に乗って学校に行ったり……お小遣い帳をつけてやり繰りしたりという教育をされてまいりました」
寛仁親王家では、女王殿下方が「国民」としての生活になじむための教育が行われていたらしい。
これに対して、敬宮殿下が受けられた教育は明らかに違っていた。一貫して皇族としての公的なご活躍を期待したご教育だったことが分かる。
今年の記者会見での関連質問に対して、天皇陛下は先にも引用したように「皇族として立派に育ってほしいというふうに思って、今まで育ててきたつもりです」と自信を持ってお答えになっている。これには、長年にわたるきちんとした裏づけがあってのことだった。
政府が考えている「奇妙な」制度
敬宮殿下と接する人々が幸せな気持ちになり、笑顔が連鎖していくのも、輝くような魅力を備えて広く国民の敬愛を集めておられるのも、もって生まれたご資質に加えて、これまでの天皇皇后両陛下のご薫陶と殿下ご自身のご研鑽のたまものだろう。
このような方がご結婚とともに皇室を離れなければならないような制度は、国会において速やかに是正されるべきだ。
しかし、内親王・女王殿下方がご結婚後も皇室にとどまられる場合、政府はご結婚相手とお子さまは“国民”という奇妙な制度を考えている。
