キッチン家電の「ノンフライヤー」が人気を集めている。デジタル&家電ライターのコヤマタカヒロさんは「10年以上前にも一度ブームがあったが、最近は1万円以下でスーパーやコンビニで買った総菜を揚げたての状態に戻す商品が登場している」という――。

10年を経て再燃するフライヤーブーム

近年再び注目を集めている調理家電がある。それが熱風で食材を加熱調理するいわゆるノンフライヤーだ。日本市場においては2013年に蘭フィリップスが海外市場でヒットしていた製品を導入。揚げない唐揚げなどの人気メニューにより、多くの話題を集めた。

発売開始から数年は話題を集めたノンフライヤーだが、多くのメーカーが参入、また、ノンフライ調理ができるトースターなども登場したことでブームは終息。フィリップスの撤退などもあり、調理家電の小さなジャンルの1つとして細々と残っている状態だった。

しかし、近年再びノンフライヤーの人気が高まっている。前回のようなブームはないが、その代わり、ゆっくりと、着実に広がり始めているのだ。

1万円以下の低価格モデルが増えている

再びノンフライヤーが普及し始めた要因の1つが、低価格化が進んだことだ。2013年に発売されたフィリップスのノンフライヤーは約3万円だったが、現在人気を集めているシャオミの「スマートエアフライヤー 4.5L」は実勢価格8980円と、1万円を切る価格を実現している。このモデルだけでなく、量販店や通販サイトには1万円前後の低価格ノンフライヤーが数多く並んでおり、手軽に購入できるようになった。

シャオミ「スマートエアフライヤー 4.5L」(8980円)1万円以下ながら非常に多機能なのが魅力
写真提供=シャオミ
シャオミ「スマートエアフライヤー 4.5L」(8980円)1万円以下ながら非常に多機能なのが魅力

そこでシャオミの「スマートエアフライヤー 4.5L」を通して最新の低価格ノンフライヤーが人気を集めている理由をさらに深掘りしていこう。

ノンフライヤーは非常にシンプルな調理家電だ。バスケットに加熱したい食材をセットしてスタートすると、庫内上部のヒーターが熱くなる。さらにその上に取り付けられたファンが回転し、熱風を巻き起こす。この熱風を庫内で循環させることで、食材を焼く仕組みだ。シャオミの「スマートエアフライヤー 4.5L」は40〜200℃の熱風で調理が可能。タイマーは最大24時間まで設定できる。バスケットサイズは4.5L。円形の通気孔と立体サイクロンバスケットを組み合わせることで、360度対流加熱を実現。食材を裏返すことなく、底面までしっかり加熱できる。

ダイヤルを回すだけでプリセットメニューが利用できる。マニュアルモードでは温度と時間が設定できる
筆者撮影
ダイヤルを回すだけでプリセットメニューが利用できる。マニュアルモードでは温度と時間が設定できる