情勢は「最後の一週間」で劇的に変わった

当初予測で237議席、最低時には216議席まで落ち込んだ自民党の獲得予想議席が、この2月1日を境に急反転し、最終的には316議席という戦後最多の大勝利に至ったのであります。薄氷の上を歩いているようだった30日間が、最後の1週間で劇的に変わった。これが2026年2月8日総選挙の全貌です。

【図表】自民党 獲得議席予想の変化
点線が獲得議席予想、実線が高市早苗政権のサンプル調査での内閣支持率、網掛け部分が獲得確率80%議席

そんなわけで「何か知らんけど高市早苗ブームが来たから楽勝で終わった」のではありません。自民党にとって、当初はそこまで勝てないのでどこの議席をどう守りに行くかとか考えていたら、早苗ブームと野党の自滅で圧勝してしまったという……これ次どうすんのという感じの戦いになった次第です。

そして、今後は圧勝した高市政権が、年度内での予算成立や憲法改正の悲願を目指して中央突破をする特別国会を迎えます。議員定数削減とかいろいろ言ってましたが、ぶっちゃけいまの日本の国会運営は法令に基づかない因習・慣習ばかりですし、熟議といっても参議院にそれほどの価値があるのかという話はどうしても出てきてしまいます。高市早苗さんは総理として目的達成のために中央突破をしようとするでしょうし、過去の国会での前例を盾に、野党だけでなく自民党内でも批判が出てくることでしょう。

ただ、今回の自民党の圧勝は、自民党が支持されたというよりも高市早苗さんに有権者が未来を託した面があり、文字通り白紙委任状を渡したに等しい状態ですから、このあたりは周辺がどう頭を悩ませようとも高市さんのやりたいようにどこまでやらせられるのかが焦点になっていくのではないかと思っています。

【関連記事】
「消費減税は私の悲願」は真っ赤なウソ…公式ブログ記事1000本を検証して判明「増税政治家・高市早苗」の正体
日本人の給与を上げず、外国人受け入れを進める…高市早苗が衆院選で語らなかった「移民の国・日本」の道筋
「高市首相をいじめる攻撃的なおじさん集団」社会学者が見たリベラルな若者ほど"立民離れ"起こした根本原因
落選を「SNSのせい」にする政治家は何もわかっていない…デマを利用した自民と飲み込まれた中道の決定的違い
「28人全員当選」は勝ちすぎた…「公明に騙された」と語る立憲"落選者"に創価学会が困惑する理由